みらさんち。

はじめての育児と日々の暮らしを綴る。→ちょっとオタクな主婦のマタニティライフ・出産・育児の経験など

前を向いて歩くためにたまに振りかえる(失うのはいつも突然)

スポンサーリンク

たまに振りかえる過去。

久々に中学の友達と連絡を取る機会があってお互いに前向きに生きてることを確認できたので文字にしてみることにしました。
振りかえることはすべてが後ろ向きな理由ではないと思いますし、これからの自分のプラスのマインドにつなげていこうと考えています。

後悔している過去

現在の私が地元とよべる町は転校生として中学の途中から通った中学校のある地域です。
それまでは親の仕事の都合でいろんな土地を転々としていて、やっとはじめて定住した町です。
引っ越してきてから中学卒業まで、特に仲が良かった友達は同じ中学のふたりでした。

その友達のうち1人は高校へ進学する際に、携帯電話を持っていませんでした。
高校1年生の夏休みに一度だけ会いましたが、私自身高校生活が楽しかったのと、携帯電話で連絡をとれないことや家電にかけることに抵抗がでてきた頃で、自然と疎遠になってしまいました。

中学生時代周りを明るくする元気で面白い子だったので、高校でも楽しく過ごしていると疑いもしなかったのです。
携帯電話の連絡先を知らないままだんだん疎遠になってしまって、そのまま連絡をとる機会がないまま、成人式を迎える1カ月ほど前、家電に電話をかけてみることにしました。

携帯でのメールでの連絡に慣れてしまっていて、手書きの電話帳自体開くのが久しぶりでした。
かけるときはとてもドキドキしました。

疎遠になっていたことを謝りたかったし、都合がよいと思われても、成人式以外でもなんでもいいから少しでも時間を作ってひさびさに顔がみたいと思っていました。
「成人式どうするの?」なんて普通のことを話したかったんです。

やっとの思いで家電にかけてみると、電話口にでたのは友人のお母さん。

「あの子、高3の冬に亡くなったのよ」

まさかそんな言葉が返ってくるなんて思ってませんでした。

「中学のとき仲良くしてくれてたわよね、ありがとう」と私のことを覚えててくれたけど・・・。

「お葬式は密葬だったの、お知らせしなくてごめんなさいね」と

ぽつりぽつりとお話してくれましたが…。
私は正直言葉がでてきませんでした。
ちゃんとお話しできたのかすら覚えていません。

会わない間にもう会えない人になっていた友達。

高校生のとき辛い思いをしていたみたいです。
話を聞いていればなにか変わったかな、自分にそんな力があるわけないってわかってはいますが、後悔する気持ちがあふれてとまらなかったです。

その後の成人式は素直に楽しめませんでした。
友達と一緒に迎えたかもしれない成人式だったのに、と考えてしまって後悔ばかりが頭をよぎりました。

自分に何ができたかはいまだにわからないけど

高校生・大学生くらいまでは学校の友達と「またね!」ってバイバイして、学校でまた明日会える、来週会えるっていうのが当たり前。

大人になるとお互いの仕事や家庭もでき忙しくなり「またね!」が次は何ヵ月後、何年後かもわからない。

学生時代より社会人になってからの方が友達をつくるのは容易じゃないとも感じます。

大切にしたほうがいいって思います。
振りかえって、「あの子どうしてるだろう?元気にしてるかな?」って考える機会があったら、遠慮しないで連絡してみたらいいと思います。
連絡つかなくなってから後悔するよりよっぽどいい。
「いまはちょっと忙しい」って断られても、もう会えないより全然いい。

これからも環境がかわることが多々あると思います。
それでもずっと大切にしていきたいと思っている仲間たち。

もう後悔したくないから、会えなくなってからじゃ遅いから、ずっとこの先も大切に向き合っていきたい。

忙しい生活や、いまの仲間に夢中でも、振りかえる機会はたまにあるといいと思います。