みらさんち。

はじめての育児と日々の暮らしを綴る。→ちょっとオタクな主婦のマタニティライフ・出産・育児の経験など

出産予定日超過妊婦のハラハラ毎日 | 退院までの記録

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帝王切開での出産後、退院日までの記録です。

入院中のこと

体調不良が続きますが赤ちゃんは待ってくれません・・・!
退院して旦那さんと一緒に育児スタートするまでは私ひとりで娘最優先で頑張ります。

入院生活

帝王切開で娘を生んだ翌日、尿道カテーテルを取り外しトイレまで自力で行くという簡単な歩行訓練を終えると本格的な赤ちゃんのお世話が始まりました。

私自身は母乳育児へのこだわりは全くなく、母乳でもミルクでもどっちでもいいや~といった気持ちだったのですが、完全母乳を推奨する母乳育児スパルタな総合病院だったので、結構これが大変で・・・。

「必ず2時間に1回はおっぱいをくわえさせること!」

なんて指導をうけましたが、実際2時間に1回どころじゃないんですよね・・・。
娘が泣いたら、オムツ確認、おっぱいくわえさせてみる、それでも泣き止まないようなら、体の上にタオルをかけてみる、外してみる、着替えさせてみる。

ここまでを1セットとするなら、1日いったい何セットでしょう・・・。
どうして泣いてるのか見当がつかないからずっとその繰り返し。
それでも泣き止まないときも多く、抱っこしてゆらゆらを延々と。

完全母子同室なので傷が痛いなんて言ってられません。
自身のからだの回復を待つなんて悠長なことは言ってられません。

赤ちゃんが寝たすきに足をひきずるようなゆっくり歩きでコインランドリーに行き、自販機に行き飲み物を補充します。
預かってもらえる入浴時間ついでに足りなくなったナプキンやオムツを買い足したりと、なんだかんだと忙しく、夜中も2時間おきどころか1時間おきに1セットこなし眠れない毎日でした。

しかし大変ですが困った時にすぐに相談できる環境ではあります。
退院したら助産師さんや看護師さんに気軽に相談なんてなかなかできないので、不安に思うことは早めに相談、納得しておきたいとたくさん質問しました。

帝王切開の術後

38.8℃あった体温も手術直後に37.7℃に下がり、翌日には平熱より少し高い程度まで下がりました。

手術直後は母体の回復が優先で絶対安静、着替えはされるがままお任せして、足はマッサージ器でマッサージしながら、お小水は尿道カテーテルのお世話になりました。

傷の上に大きなシールのようなものが張ってあり、その上に腹帯を巻きました。

手術用の麻酔の他に、術後の痛み止めのような麻酔が背中に入っていて、痛みを感じたときに1プッシュボタンを押すと痛み止めが体に流れます。
主に傷が痛むときにこの痛み止め+α我慢できないときに処方されたロキソニンを飲みました。

1日何回までとか感覚を何時間あけるとかめちゃくちゃ不安になる痛みです。

翌日から歩行訓練でお手洗いまでの往復を少し練習後尿道カテーテルを抜き、本格的に赤ちゃんのお世話を開始しました。

一時的なものですが尿意を感じたあと我慢することができないし、どうしても移動に時間がかかるため尿意を自覚してからでは間に合わないこともあり、一度尿漏れとはいえない量漏らしてしまいショックを受けました。

出産の前日から便がでていなく、便意はあるもののふんばってるつもりでもまったく便が出ない日が続きます。
酸化マグネシウムや漢方を処方してもらい、食事もお粥のみに変更されそれでもやっと便がはじめて出たのは退院の前日でした。

出産から4日目に傷の具合を確認し背中の麻酔が外れました。
シャワー浴がやっと解禁です。

その翌日傷口の上に貼ってあるシールも剥がれました。

ただ痛みはまだまだあるしロキソニンは継続して毎日飲みました。
退院しても痛みは続きそうだし頭痛もあるので退院前に改めて処方してもらいました。

母乳育児と自分自身の体調

頭痛

麻酔の副作用なのか出産前から続く寝不足のせいかわかりませんが、退院するまでずっと割れるように頭が痛くたまに意識を失いそうになりながらの入院生活でした。

ロキソニンカロナールを飲みながら様子をみましたが、気休め程度にしか効いてる気がしなくて・・・。

退院日の夜は自宅に戻ったことや旦那さんがいてくれて安心したからか、久しぶりのしっかりとした睡眠が確保でき、退院3日目には頭痛は落ち着きました。

腕の痛み

ほぼ入院中はずっと点滴が続きましたし、採血や、手術後は感染症の注射が1日2回と腕中傷だらけです。

記念に退院後撮影した写真。グロ注意。
帝王切開痕とあわせていい思い出になる・・・かしら・・・?

▼むちむちなのは産後体型がやばいからです。お察しください。

退院した際の傷だらけの腕の画像

傷だらけの腕

点滴用の管を通すため、穴だらけになった右腕と右手の甲、左腕は内出血が多くみられ青緑色の部分が多く力を入れると痛みます。

入院生活の最後の方は採血すら難しく何度も針を刺しなおすようになってしまいました。

特に右腕の痛みは少ししびれを伴い、右手の甲の管も刺しっぱなしのため娘の抱っこも長時間は難しい状態でした。
購入してあったコニーの抱っこ紐を持ってくればよかったかな、と少し後悔しました。

少しトラウマになったのか先端恐怖症になってしまいました。

母乳育児

出産当日から少しくわえさせてみるところからスタートする予定だったのですが、私の指のしびれと娘が大量に吐いたこともあり、翌日からスタートに変更になりました。

尿道カテーテルを取り外し、歩行訓練の直後から母乳をあげてみますが、すぐには出ないものみたいで、まずはおっぱいをくわえさせる練習です。

私も娘も下手らしくなかなか息が合いません。
乳首を口元にあてて、口を大きく開けたときに赤ちゃんを引き寄せくわえさせるのですが、腕のしびれもありなかなかうまく進まず。

初日はなめる程度、まだこの時期だとはなめる程度の子も多く問題ないようですが、そんな状況が3日ほど続き、さすがに娘も「お腹空いたーーーーっ」って大泣きが続いてしまうように・・・。

病院の方針で完全母乳育児を目指したスケジュール組みだったけど、点滴と採血でずっと痛む腕抱っこすらしずらく満足にお世話できない状況、ずっと続く頭痛、思い通りにならない排便、尿意、ちょっとしかでない母乳。

自分自身と娘のストレスにならないようミルク混合にしたいと、助産師と相談を続けました。
旦那さんも育休でそばにいてくれるからミルクの方が頼りやすいという点も含めて相談というか説得。

相談した結果、生後4日目から粉ミルクも足し始めましたが、体重も減り続け、出生体重の2960gから2662gまで減ってしまいました。

私の体調が少しずつよくなるのにあわせてだんだんと母乳も出始め、ミルクの助けもあり退院日には2880gまで戻りましたが、本当に母乳が出るか出ないかなんて出産までわからないし、『母乳で育てないと!』と思って焦ると余計よくないと思いました。

赤ちゃんについて

小さくて柔らかくてふわふわでなにかのきっかけですぐに壊れてしまいそうです。
抱っこするときもおっかなびっくり。

あと麻酔用の管が刺さったままだから抱っこもお世話もとても難しいです。

母親の不安はこどもに移るのか、夜泣かないでね、と不安に思っているとギャンギャン泣き声がエスカレートしていくし、不安げに抱っこするとこどももビクついてしまいそしてまた泣きます。

入院生活の最後の方は同室の人たちの赤ちゃんも泣かない子なんていないし、お互い様で気にしなくていいんだなと思って堂々としてたら、自然と泣いても一時的なものになった気がします(実際の因果関係はないかもしれませんが・・・)。

入院中、自分の娘以外の泣き声はそれほど気にならないのは不思議でしたが・・・。

まあ、とりあえず寝ているときは天使なのでこの先も頑張っていけそうです。

病院について

新型コロナウイルスに伴う面会禁止

世界的に新型コロナウィルスの感染者が増えていく中で、私の入院している総合病院にも影響がありました。

「入院中の患者の安全を守る為に、明日から面会は原則禁止になります」

私の退院の3日前の木曜日、全部屋に看護師さんが「面会禁止、立ち合い出産禁止」の旨を連絡をしてまわりました。
ちょうど旦那さんもいる時間でした。

「世界的な緊急事態だし仕方ないよね」「新生児やお母さんを守るためだもんね」と話しますが、内心不安でいっぱいです。

旦那さんが来てくれる時間を毎日すごく楽しみにしていたし、おむつ替えや抱っこをお願いして横になって少し体力を回復させてもらうこともありました。
何より精神的な支えですし会えないのは純粋にさみしい。

私はもうすぐ退院だけど、これから出産を迎える人たちはより不安ですよね。
誘発分娩で点滴だらけで精神的にきてたとき、帝王切開の手術直後で歩けないとき、母乳がでなくて不安なとき、旦那さんの存在にずっと支えられてたからそういったお母さんたちが気の毒で仕方ないです。

入院費について

誘発分娩での入院から退院まで13日間の入院でしたが、帝王切開で3割負担だったこともあり、工学部医療の限度額認定証の提示で支払い額は合計で421,130円でした。
出産育児一時金の直接支払い制度を利用していたので、420,000円をそこからひいた1,130円が実際の自己負担額です。

事前に申請してたのでお財布から一旦42万いくらがでてくわけでもなく心臓に優しい金額で済んでよかったです。

さらに加入している医療保険では帝王切開の手術が対象のため、請求すればプラスになりそうです。

総合病院で個室もないし料理もそこまで美味しくないけど、安心して手術をお任せできるしお金もさほどかからないのでここで産んでよかったなと思いました。

出産自体にお金をかけるよりも娘の今後にイヤでもお金がかかるので、入院の食事や個室などは贅沢しないでいいかなと私は思いました。

退院日

金曜日は面会できませんでしたが、土曜日の沐浴指導の1時間程度だけは旦那さんと顔を合わせることができました。
日曜日には退院だったので私は運よく旦那さんに会えなかったのは金曜日だけですみました。

3月22日日曜日。

手早く荷物を片付け、お迎えにきてくれた旦那さんと病院の外に出るのは初めての娘と3人で、病院の看護師さん助産師さんに挨拶をして退院しました。

日曜日ということもあり人とあまりすれ違わずに済んでありがたかったです。

外に出るのは初めての娘。

病院の自動ドアをくぐるとき「泣いちゃうかな?」と心配していましたが、ポカーンとした表情で大人しく抱っこされるまま。
そういえばあまり目がまだ見えてないんでした・・・。

それでも空気が変わったことは理解できるのか、あまり見せたことのない表情の娘が愛おしくて、「おひさま」「風」「いい天気」「あったかいね」といろいろな単語を聞かせてみます。
退院した日の最高温度は20℃、ぽかぽかした晴天の日で、晴れやかな気持ちで退院できました。

病院の前でタクシーの運転手さんに写真を撮ってもらい3人で帰宅。
帰り道満開からはまだ早い桜が見れたのも嬉しかったです。

自宅にもどり娘に「ここがお家だよ」と話しかけたとき新生活が始まるんだなと実感しました。
不安なことも多いですが家族3人頑張っていきたいと思っています。

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